雨漏り補修は一筋縄ではいきません
- 投稿日:2020年 11月25日
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今年は梅雨が長かったですが、台風はあまりなかったですね。
どうやら一度も日本に上陸していなかったようです。
こんな年もあるんですね。
一昨年の台風21号、去年の19号の後は瓦が飛んだり倉庫が倒れたりといった問い合わせの他、雨漏りの問い合わせも多かったです。
雨漏りって天井からポタポタ落ちるイメージがありますが、実際は壁や天井にシミができて気づくことがほとんどです。
場所も屋根からだけでなく、窓などの開口部まわり、外壁のヒビなどから入ってきます。
ポタポタと落ちてくる場合は気付きますが、水量が少なく室内にシミがなどが現れずに気付かないこともあります。
普段は入ってこなくても、台風のように風が強いと気圧の関係で小さな穴からでも水が入ってきます。
上からの雨の場合は大丈夫でも吹き上げる風によって水が入ってくることもあります。
もし台風の時だけ入ってきても乾いてしまう場合はそんなに心配はいりません。
どちらかというと普段の雨で少しずつ入ってくるような場合、外壁の内側の木材や断熱材を常に濡らして乾かない、そういうのが一番問題です。
天井やクロスにシミを作って見た目が悪くなるだけでなく、柱や梁などの構造材が腐って建物の強度が落ちたり、断熱材が給水して断熱性能がおちたり、湿気を好むシロアリが侵入したりと大きな損害の原因となることがありますので、心配な場合はご相談くださいね。
補修が必要となった場合ですが、まずどこから入ってきているか見つけるのが大変です。
ポタポタ落ちてくる真上が原因とは限りません。
いろんなところを伝ってくるため思わぬところが原因だったりします。
補修を行い、次に多めの雨が降るのを待って完全に雨漏りがしないかどうか確認をします。
雨漏り補修にはとにかく時間をかけて対応しています。
早くスッキリきれいにしてほしいと思われるかもしれませんが、一時的にきれいになっても同じことを繰り返しては余計にお金も時間もかかりお客様の負担になってしまいますので、しばらく我慢をお願いすることがあります。
割れや破損、部材の劣化
外壁のコーキングの劣化、塗装の防水力が切れているなどが雨漏りの原因となります。